
『柿崎中二大行事』と銘打って行われる体育祭と合唱コンクール。今年度は50周年記念というメモリアルイヤーということで、体育祭の興奮冷めやらぬ9月半ばから、練習に取り組みました。 現在、音楽の授業は週1コマ(50分)しかありませんが、その50分をもてあますことなく男子も女子もメロディラインや歌詞を必死になって練習する姿は感動を覚えるほどです。中学生の多感な時期、人前で声を出すことを恥ずかしいと感じる経験のある方も多いかと思いますが、柿崎中の生徒はどのクラスも頑張っていました。 特に、本番1週間前からの放課後学級練習では、校舎のあちらこちらから合唱が響き、とても心地よい空間が広がっていました。和音やリズム、ピッチ…より良い合唱にするためのキーワードを挙げればキリがありませんが、練習の過程を通して、人との関わり方を学び、集団の中で個を生き生きと輝かせ、学級の絆を深めるという学級づくりの側面が大きなウエイトを占めていたと思います。 本番は、どの学級も練習の成果をいかんなく発揮しました。コンクール形式をとっている以上、優劣がついてしまうのはいたしかたありません。ですが審査員の先生方は当日の合唱のみを聴いて審査します。その学級の今までの練習や話し合い等は何にも代え難い経験として生徒の心に残りますし、貴重な財産となったと思います。そんな青春の1コマを会場で共有していただいた、ご来場の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。
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