学校だより__

ドラマ「半沢直樹」から学んだこと



8月25日(火)に第2学期始業式を三密を避けて体育館で行いました。そこで生徒に話した内容を紹介します。
 私は普段あまりテレビを見ないのですが、最近はまっているテレビドラマがあります。それは、毎週日曜日、夜9時から放送される「半沢直樹」です。みなさんの中で見たことのある人はいますか?(挙手を求めたところ、あまり見ている生徒は少ないようでした・・・。)
 その中で主人公の半沢直樹が、「正常な組織のあるべき姿」として、次の三つのことを部下に教える場面がありました。
1 正しいことを正しいと言えること
2 社会の常識と一致していること
3 誠実で真面目に取り組んでいる者が正当な評価を受けること
この三つは、会社だけでなく学校にも当てはまるのではないでしょうか。
「正しいこと正しいと言える学校」「社会の常識と一致している学校」「誠実で真面目に取り組んでいる生徒が正当な評価を受ける学校」。私もそんな学校を目指していきたいと思います。
 また、ドラマの中で、半沢直樹は次のようにも述べています。
「自分のためだけに仕事をしていると会社が腐る。お客様のための仕事をするべきだ。」
これも学校に当てはまることだと私は思います。「自分のためだけに行動していると学校は腐る。お客様を第一に考えて活動を進めるべきだ。」となります。ここで、疑問が・・・、「学校にとってお客様とは?」ということです。学校には時々地域の方々がお見えになります。そして「学校にいらしたお客様に挨拶をしましょう」と呼び掛けています。この「お客様」は、上記の「お客様」とは違います。学校は何のためにあるのか、それは「生徒の健全な育成」のため。つまり、学校にとって「お客様」は生徒なのです。ですから、上記の文章は、こうなります。
「自分のためだけに活動していると学校が腐る。生徒全員のためを考えて活動すべきだ。」
先生方も生徒を第一に考えて授業を行ったり、活動を位置付けたりしています。でも、先生方が気付かないときもあるので、もし「もっとこんなふうにしてくれたら生徒全員のためになる」ということがあったら、ぜひ声に出して教えてください。みんなで、生徒主体の学校を築いていきましょう。
 ドラマ「半沢直樹」を見て、「これはだめだな」と思うこともあります。それは、「倍返し」です。「やられたらやり返す。倍返し」は負の連鎖を生むだけです。「倍返しでは解決しない!」と私は思います。様々な課題の解決には、「地道な話合い」しかないと私は考えます。
 さて、2学期は間もなく体育祭が始まります。また9月中旬には定期テストもあります。目標を常に明確にもち、PDCAマネジメント(P計画<-D実践<-C評価<-A改善)を2学期も心掛けていきましょう。










2020年09月16日 加藤 剛